アメリカのトランプ大統領は19日、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長に対し、2.5%の利下げをすべきだと求めました。
トランプ大統領は自身のSNSで「遅すぎるパウエル(議長)はわが国に数千億ドルの損害を与えている。彼は、政府内で最も愚かで、最も破壊的な人物の一人だ」と投稿しました。
そのうえで「ヨーロッパは10回の利下げを行ったが、アメリカは1回も行っていない」と批判し、通常、1回の利下げ幅の10倍となる2.5%の利下げを行うべきとの考えを示しました。
FRBは18日、トランプ政権の関税政策は「物価の上昇を促し、経済活動に圧力をかける可能性がある」などとして4会合連続で政策金利を据え置く決定をしていて、トランプ氏はこの対応に改めて不満を示した形です。