情勢が緊迫する中、日本政府による邦人退避の支援が19日に始まりました。
退避する日本人:
(退避できて)うれしいが、妻が残るので心配。
日本政府は19日、イスラエルからの退避を希望する日本人に陸路で隣国ヨルダンに向かうバスを用意しました。
また、イランの首都テヘランからも19日、日本人を乗せたバスが出発したということです。
こうした中、イランとイスラエルの攻撃の応酬が激化しています。
イランの弾道ミサイルが着弾した建物は倒壊し、周辺は壁が崩れ落ちるほど大きな被害を受けています。
住民の家族は、「マンション全体が破壊され、床に窓ガラスが散乱している」と話します。
イスラエル中部バトヤムで15日、70軒以上の建物が被害に遭うなど、イスラエル全土でこれまでに5000人以上が避難を余儀なくされています。
また、19日には病院へミサイル攻撃があり、イスラエルのカッツ国防相は、イランの最高指導者ハメネイ師について「存在し続けてはならない」と警告しました。