台湾の半導体製造大手・TSMCの第1工場の南側に、菊陽町が工業団地の整備を決めました。町はきょう地権者に向けた説明会を開き、吉本孝寿町長は「地域経済の発展のためにも重要なステップ」と述べました。
菊陽町が整備する工業団地は、台湾の半導体製造大手・TSMCの第1工場の南側、およそ24ヘクタールです。
菊陽町は去年9月に工業団地の整備に向けた検討を開始。土地の調査などを経て工業団地の整備を決定しました。菊陽町によりますときょう行われた非公開の説明会で、地権者からは「周辺の道路はどうなるのか」などの質問が挙がったものの反対する意見はなかったということです。
【菊陽町 吉本孝寿町長】
「菊陽だけに限らず熊本、日本を成長させる事業。しっかりと全力を挙げてこの事業に取り組みたい」
菊陽町が工業団地を建設するのはTSMCの進出後、初めてで、3年後の2028年度から土地の造成を検討。分譲開始は2031年度で、およそ24ヘクタールの土地を分割せずに一括での分譲を見込んでいるということです。