アメリカの鉄鋼大手・USスチールの買収が完了したことについて、日本製鉄の橋本会長が会見し「アメリカ政府との合意は満足のいくものだ」と述べました。
日本製鉄・橋本英二会長:
トランプ大統領の歴史的な大英断によりまして、当社がUSスチールの全ての株式を取得し、パートナーシップが実現いたしました。
USスチールの買収で、日本製鉄はアメリカ政府と国家安全保障協定を結び、経営上の重要事項に対して拒否権を持つ「黄金株」をアメリカ政府に発行するとしています。
橋本会長は「経営の自由度と採算性については確保されており、アメリカ政府との合意は満足のいくものだ」と強調しました。
2兆円を超える買収額については、新たに鉄鋼設備を建設するリスクもなく、「大変効率的な案件だ」と説明しました。