当て逃げ被害に遭った車。画像では、フロント部分が大きくへこみ、ボンネットも浮いているのが分かります。
FNNは、当て逃げの疑いで警察の調べを受けた男性を直撃取材しました。
当て逃げした男性:
そういうふうに怒られるなら、(警察)呼んだ方がましだと思って…。
事件は高知市内にある東部総合運動場の駐車場で6月5日に起きました。
被害に遭った4台は、いずれも認定こども園の先生が所有する車です。
当日は運動会のリハーサルがドームで行われていたため、駐車場は先生たちの車がずらりと止まっていました。
警察などへの取材によって明らかになった当時の状況はこうです。
犯人の車は午後2時過ぎ、駐車場に現れます。
しかし空きスペースがないため、引き返そうとバックを始めたところで1台目の車に衝突。
そのあともバックを続け2台目の車にぶつけたあと、いったん前進します。
その後、再びバックで走り出すと軽自動車に衝突。
弾みで隣の車も被害を受けました。
被害に遭った女性:
とても悲しいです。(乗り始めて)まだ1年しかたっていないですね…。車は廃車…。
発生から11日後、事態は一変。
警察が、逃げた車の持ち主を特定したのです。
FNNは当て逃げの疑いで警察の調べを受けた50代の男性を直撃取材。
当て逃げした男性:
(Q.警察の調べに当て逃げ認めた?)はい。昼寝をしようと駐車場に入って、そのときに意識がもうろうとしていて、そんな大したことないと思って、意識や感覚がなかったので。とりあえず(駐車場から)出られたので、家に帰って寝ようと思って…。いかんことですけどね、その場から離れたいと思って出てしまった。ご迷惑をおかけして申し訳ないと思っています。
「寝不足だったため正常な判断ができなかった」などと話し、謝罪の言葉を口にした男性。
警察は、男性の車を押収し、任意で調べを進めています。