名古屋大学は6月18日、教員がいわゆる「サポート詐欺」の被害に遭い、学生らおよそ1600人の個人情報が流出した可能性があると発表しました。
名古屋大学によりますと、人文学研究科の教員が2025年4月、自宅のパソコンでメールを確認した際、警告音と共に「ウイルスを検出した」と表示され、書かれていた連絡先に電話をかけました。
教員が指示に従ったところ、パソコンが遠隔で操作され、保存していた学生や卒業生などの個人情報が流出した可能性があるということです。
流出した可能性があるのは、この教員の授業を受けたことがある学生らおよそ10年分の名簿で、およそ1600人の名前やメールアドレスなどが書かれていましたが、これまでに情報の悪用は確認されていないということです。