京都市で高齢の男性を殺害した罪などに問われた元自衛官の男の裁判で、検察は無期懲役を求刑しました。
元自衛官の水島千翔被告(22)はおととし、京都市東山区のマンションで住人の岡田好次郎さん(当時82)を包丁で刺して殺害した罪などに問われています。
水島被告は裁判で起訴内容を認めています。
6月17日の裁判で検察側は「『人を殺せば自衛隊から逃げる口実になると思った』などと身勝手な動機の無差別な犯行」と指摘し、無期懲役を求刑しました。
一方、弁護側は「社会に受け入れる場所もある」として懲役15年を求めました。水島被告は「被害者に本当に申し訳なく思っている」と謝罪しました。
判決は6月23日に言い渡される予定です。