全国65地点で猛暑日となるこの時期では異例の暑さ。
18日も警戒が呼び掛けられています。
容赦なく照り付ける日差し、夏の太平洋高気圧などの影響で全国各地で6月とは思えない猛暑となりました。
山梨・甲府市で最高気温38.2度を記録した他、群馬・高崎市上里見で37.7度、静岡市で37.6度など体温超えの危険な暑さに。
猛暑日の地点は2025年最多の65地点に。
東京都心でも34.8度と、この時期としては異例の暑さとなりました。
最高気温35.1度を観測した長野・上田市。
観光スポット上田城跡公園のおもてなし武将隊・真田幸村さんは「きょうは36度と聞いておって、私が真っ先に倒れるわけにはいかないゆえ、夏衣装になっている」と話しました。
本来なら、真田幸村の「甲冑(かっちゅう)」姿で案内をしていますが、あまりの暑さに2025年初めて、夏の装いに。
おもてなし武将隊・真田幸村さん:
(甲冑)20kgあって見た目通り暑いんじゃ。それに比べたらこの着物の方がまだ楽じゃ。
こうした中、熱中症の被害が相次いでいます。
東京消防庁によると、都内では17日午後9時までに151人が熱中症で救急搬送され、このうち男女合わせて6人が重症です。
神奈川・綾瀬市では畑仕事をしていた70代の女性が熱中症とみられる症状で死亡しました。
埼玉・越谷市では65歳の女性が駐車場の車の中で口を開けているのが見つかり、病院へ搬送されましたが死亡しました。
埼玉県では17日、109人が熱中症で搬送されています。
また静岡市でも畑で作業をしていた70代の女性が熱中症の疑いで死亡しました。
この暑さは18日がピークで、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。