小泉農水相は、実態との違いが指摘されているコメの収穫量調査などの統計について、見直す考えを明らかにしました。
小泉農水相:
農水省が発表するほどコメはなかったのではないか、この指摘は今でもずっと続いています。政策の基盤となるデータ統計に対する信頼を回復しないことには、中長期のコメ政策立案できない。
小泉農水相は、訪問先の福島県で記者団の取材に応じ、コメの収穫量調査やコメの出来具合を示す「作況指数」といった統計の見直しを行う考えを示しました。
16日、見直しの方向性を発表するとしています。
これに先立ち、小泉農水相はコメの生産者らと意見交換を行い、備蓄米放出など一連の政策の必要性を説明しました。
この場でも、生産者らからはコメの収穫量の調査結果が実態と大きく違うとの指摘が挙がっていました。
これについて、小泉農水相は「真正面から受け止めなければならない」と述べました。