定期検査で運転を停止していた玄海原発3号機について、九州電力は15日発電を再開する予定です。九州電力によりますと、定期検査を行っていた玄海原発3号機は、13日原子炉を起動しきょう臨界(りんかい)に到達。15午後8時に発電を再開する見通しです。その後は徐々に出力を上げながら調整運転を行い、7月10日に通常運転に復帰する予定です。玄海3号機をめぐっては今月3日、検査に使用する弁(べん)から蒸気が漏れているのが確認され、原子炉の起動を延期していました。調査の結果、原因は“微小な異物の噛み込み”で、すでに部品の交換を行い正常に機能することを確認したということです。玄海3号機では、6月、作業員の男性が放射性物質を体内に取り込んで内部被ばくした経緯もあり、二度に渡って原子炉の起動が遅れていました。