社殿の改修工事を進めている佐嘉神社で、工事の安全を祈願する「釿始祭(ちょうなはじめさい)」が、神社の創建以来94年ぶりに執り行われました。佐賀市の佐嘉神社は、5月から社殿の改修工事を行っています。工事が本格化するのを前に、きょうは安全を祈願する儀式「釿始祭」が、神社の創建以来94年ぶりに執り行われました。厳かな雰囲気の中、斧の一種・釿(ちょうな)を使った「釿打の儀」などがあり、新しい社殿に使われるヒノキの丸太を削る所作(しょさ)が披露されました。【匠美建築工房 岸川英徳さん】「(儀式)初めてのことですので、緊張と厳かな気持ちで。やっぱり気持ちが入りますね」佐嘉神社の改修は、神楽殿から拝殿までの段差を取り除いて一体化する工事などが予定されていて、10月上旬に終える見込みです。