イスラエルは13日、イランが核兵器の開発を進めているとして核関連施設などを攻撃しました。
イランも報復攻撃を行っていて中東情勢が緊迫化しています。
イスラエル軍によりますと、イラン西部ナタンズにあるウラン濃縮施設を攻撃し、地下にある遠心分離機など重要施設に被害を与えたとしています。
また数十基の防空レーダーと地対空ミサイル発射装置のほか、核開発の科学者も標的にしました。
イランメディアは、この攻撃でイラン革命防衛隊のサラミ司令官や幹部が死亡したほか、民間人5人が死亡、20人が負傷したと報じました。
イスラエル・ネタニヤフ首相:
イランの核兵器プログラムの核心を攻撃した。ナタンズの主要な濃縮施設を標的にした。
イスラエルのネタニヤフ首相は、イランが核兵器の開発に近付いていたと主張し、脅威を取り除くため攻撃は何日も続くと強調しました。
これに対し、イランは100機以上のドローンを発射しましたが、イスラエル軍は全て撃墜したということです。
イランの最高指導者ハメネイ師は「イスラエルは厳しい罰を受けることになる」と、さらなる報復攻撃を行う可能性があり中東情勢が緊迫化しています。