二酸化炭素の排出量削減を目指し、バイオ燃料を使用した桜島フェリーの運航実験が14日から錦江湾で行われます。

13日は実験に使用されるフェリーにバイオ燃料が給油され試運転が行われました。

田中慎介記者
「こちらがジャトロファと呼ばれるバイオ燃料です。今回はジャトロファ3%、重油97%の混合燃料で実験が行われます」

この実験はバイオ燃料の実用化を進める南国殖産と鉄道・運輸機構が鹿児島市の協力で実施します。

バイオ燃料の船舶実験はこれまで貨物船では行われていますが、利用客を乗せた客船での実施は国内初です。

南国殖産 バイオ燃料開発課・隈本宗太係長
「バイオ燃料は植物由来なのでCO2の削減につながる燃料。我々の会社が鹿児島にあることを含めてゼロカーボンシティを掲げる鹿児島市双方にメリットが出る(取り組み)」

こちらは桜島フェリーのエンジンルームです。

13日は実験に使用される第十八櫻島丸に、バイオ燃料と重油の混合燃料3500リットルが約1時間かけて給油され、試運転も行われました。

鹿児島市船舶運航課によりますと、13日は特にトラブルはありませんでした。

バイオ燃料の運用実験は14日と15日、利用客を乗せて実施されます。

鹿児島テレビ
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