鹿児島と香港を結ぶ定期便を運行する香港航空は「7月に日本で大きな災害が起こる」との根拠のないうわさが香港で広まった影響で「乗客数が大幅に減少している」として、7月と8月の全便を欠航することを明らかにしました。
香港航空によりますと、2025年に入った頃から香港で「7月に日本で大きな災害が起こる」といった根拠のないうわさが広まり、5月以降、特に香港から鹿児島に向かうインバウンドの乗客数が大幅に減少しているということです。
香港航空は現在、鹿児島空港と香港国際空港を結ぶ便を月、水、金、日曜日に1往復づつ運航していますが、7月と8月は全便を欠航するとしています。
香港航空は、「もともと、インバウンドが多いマーケットで鹿児島から香港に向かうアウトバウンドで補えず、運航は厳しいと判断した」と説明していて、9月以降は「今後、様子を見て判断したい」としています。
日本と香港を結ぶ便は、この「うわさ」の影響で鹿児島のみならず熊本、仙台、徳島でも欠航や減便が相次いでいます。