大谷翔平、鈴木誠也など
日本人メジャーリーガーの活躍がマンホールカバーになりました。
≪公開された動画≫
「慌ててはいけないし、もちろん当てずっぽうでもいけない。あの二刀流が魅せる完璧なスイングみたいにすべての工程を緻密に計算しています」
アメリカ・メジャーリーグ、ＭＬＢが、おととい１１日公開した動画。
日本人メジャーリーガー１２人の活躍がマンホールカバーに！製造したのは広島市に本社を置く友鉄工業です。
【友鉄工業 広報室 兒玉誠 室長】
「最初に電話がかかってきたときにＭＬＢと言われたんですけど、ＭＬＢがすぐ頭に入ってこないんですよ。はっ！？てなって、なんでこんな広島のそんな大きくもない会社にそんな問い合わせをしてきたの？という混乱ばかりでしたね。詐欺なんじゃないかなと」
動画が公開されるや否や全国から問い合わせが殺到しています。
二刀流・ドジャースの大谷翔平選手やカブスの鈴木誠也選手など、日本人選手１２人の活躍をたたえようと、ＭＬＢから依頼を受けました。
【友鉄工業 広報室・兒玉誠 室長】
「ダルビッシュは本当に注目をしてほしいです。すごく大変だったんですよあれ。デザインが細かすぎて本当に小さい点の凹みとかもあるんですよ」
まるで千手観音のようなデザイン案を基に、ダルビッシュ投手が持つ１１の球種を表現しています。
≪公開された動画≫
「１人１人が伝説の一部として、この鉄の塊をつくっています。ただ闘っているわけではなく唯一無二のものをつくるのです」
大谷選手ともアイコンタクトで共演！？撮影に協力し、動画が公開されるとは聞いていましたが、選手たち以上に製造の様子がしっかりと、かっこよく、クローズアップされ、驚いたと言います。
【友鉄工業 広報室 兒玉誠 室長】
「友鉄工業とＭＬＢがコラボしちゃったみたいになっていますね。こういう風に使われるとは思っていなかったので、一体感があるなと最近はＭＬＢのニュースが常に気になる」
砂の鋳型を作りおよそ１５００℃の鉄を流し込むことで、表面に凸凹の溝のような模様を浮かび上がらせるマンホールカバーの製造。
プロのデザイナーと協力し、色味の調整も苦労しました。
【友鉄工業 広報室 兒玉誠 室長】
「（ＭＬＢの担当者から）日本のものづくりって凄いと言ってもらったと聞いています。マンホールに興味がないというか、その辺にあるものと思われていた人がＭＬＢを通して色んなものがあるなと思ってもらえればうれしいです」
オリジナルのマンホールカバーは来週１６日から、大谷翔平選手、菊池雄星選手、佐々木朗希選手の出身地岩手県をスタートに１２選手の出身地やゆかりの地に設置されます。
