愛媛県で子どもを中心に患いやすい「百日咳」の感染者が6月8日までの2週間で104人確認され今年に入り567人になりました。2018年に調査が始まって以来、過去最多を更新し続けています。県が13日に状況を発表しました。
「百日咳」は「百日咳菌」の感染により子どもを中心に患う病気。カゼの症状で始まり、次第に咳の回数が増えて激しくなり、乳児は重症化すると肺炎や脳炎になることもあるとされています。
愛媛県によりますと、百日咳の感染者は5月26日から6月8日までの2週間に104人を確認。前の2週間の5月12日から25日までの感染者は78人で、26人増えています。
保健所別で最も多いのは松山市で41人、次いで中予で20人となり、この2つの全体の58.7%を占めています。
また今年に入ってからは県内で567人を確認。県内で2018年に調査が始まって以来、最も1年間の感染者が多かったのは2019年の319人で、過去最多を更新し続けています。
県は学校の集団生活などを通じた感染の広がりを防ぐため、咳が長く続く場合は早く医療機関を受診するよう呼びかけています。また生後2カ月から5種混合ワクチンの定期予防接種があり、乳児がいる家庭に早めの接種の検討を求めています。
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