5月に事業を停止した秋田市のタクシー会社の従業員の再就職に向け、12日、就職面談会が開かれました。
タクシー事業を展開していた秋田市の「あさひ自動車」は、業績の悪化を理由に5月7日に事業を停止しました。これに伴い従業員は解雇されました。
解雇された従業員の再就職につなげようと、ハローワーク秋田で12日、秋田市のタクシー事業者9社が参加した就職面談会が行われました。
ハローワーク秋田によりますと、あさひ自動車を解雇された元従業員約90人は、12日までに失業保険の手続きを済ませました。
面談会には33人が訪れ、参加したタクシー会社の採用担当者から業務の内容や労働条件などの説明を受けていました。
あさひ自動車の元従業員は「私はまだ60代で、体も現時点で問題ないので、なんとか頑張っていきたいという気持ちは伝えた」「早く仕事が見つけられたらと思い来た」と話していました。
タクシー会社の担当者は「突然の営業停止でドライバーも苦労していると思うので、助けになればと考えている。業界としても人材が高齢化で不足している現状がある。その意味で会社にとってもプラスに働くと思う」と話しました。
ハローワーク秋田は、7月にも運送事業者を対象とした就職面談会を開催して、ドライバーを希望する人の支援をすることにしています。