熊本と香港を結ぶ香港航空が来月からことし10月までの夏ダイヤを欠航することが分かりました。香港航空は「国際情勢や機体繰りなどによるもの」とコメントしています。
熊本県によりますと、11日に香港航空から「来月からことし10月までの夏ダイヤ期間を欠航する」と連絡があったということです。
香港航空は熊本と中国・香港を結ぶ国際線で、熊本地震の影響で長期間運休していましたが、おととし12月に再開。現在は週4便が運行しています。
香港航空によりますと、今回の欠航はトランプ関税の影響で中国国内への路線強化のための機材繰りや、円安も一時期と比べ落ち着きを見せていることなど、複合的な要因からの判断だということです。
一方で、『運休』ではなく『欠航』と表現し、「国際情勢を見ながら早い再開を目指したい」としています。
また、熊本県も「できるだけ早く運行再開できるよう航空会社と協議を行いたい」とコメントしています。
熊本ー香港線は去年3月からLCC・格安航空の香港エクスプレスが運休していて、今回の香港航空の欠航で熊本空港の国際線がことし10月まで実質、1路線なくなることになります。