日本の経常収支が4月として過去最大の黒字となりました。
財務省が発表した国際収支統計によりますと、日本が海外とのモノ、サービスの取引や投資でどれだけ稼いだかを示す4月の経常収支は2兆2580億円の黒字でした。
前の年の同じ月に比べ黒字幅は3.2%拡大し、4月としては比較可能な1985年以降最大です。
輸出が4.0%増えている一方、輸入は2.9%減っていて貿易収支の赤字幅が縮小していることが経常黒字の拡大に大きく影響しています。
海外での投資の利子や海外子会社から受け取る配当金など「第1次所得収支」の黒字幅は3兆5899億円と引き続き高い水準ですが、前の年の同じ月と比べ10%近く減り、4月としては過去2番目となっています。