食とAIを融合させることで商品開発につなげようというプロジェクトが新潟市で始まりました。
5月29日、新潟市中央区で行われた『にいがた2kmおいしさDX産学官共創プロジェクト』の説明会。
【担当者】
「味の分析によって、売れるというものがデータ的に分かるようになれば、AIもそれが分かってくる。最終的には、レシピのデータが売れそうな商品というのを出してくれる時代が来るのではないかと」
新潟市、新潟大学地元のIT企業が連携するこのプロジェクトでは、これまで感覚に頼っていた食品の“味”や“香り”などをデータ化。
集めたデータを研究・活用することで新潟の食の魅力を高め、さらなる消費につなげる考えです。
【新潟市都市政策部 宮崎博人 政策監】
「新潟の方々は新潟の食を、自信を持って自慢してはいるが、なかなか何がおいしいかというのを口でしゃべるというのが苦手。そこを我々の取り組みでは、デジタルで表現するというのが一つの特徴」
様々なデータを活用することで将来的にはAIによる新商品やレシピ、商品パッケージなどの開発も可能になるとみられています。
【食品業】
「大学と一緒にデータをデジタル化して、もっと色んなところで新潟の農産物を使ってもらいたいの、新潟をPRしたいと思っている」
多くの事業者が参加することで様々なデータの収集が可能になることから、新潟市は積極的なプロジェクトへの参加を呼びかけています。