大阪・関西万博の会場で大量発生している虫について、博覧会協会は2日、海水を引き入れている水辺が発生源だとほぼ特定したと発表しました。
万博会場で大量発生し問題となっている蚊の仲間「シオユスリカ」。
会場の南側を中心にリングの上などで大群が目撃されていて、協会は成長抑制剤をまくなど対応を急ぐとともに、「水たまり」から発生している可能性を指摘していましたが、関西テレビは別の場所を疑っていました。
【ユスリカの研究者 山本直博士(5月21日)】「その辺にあるのが巣だと思う。網でこそぎ取ったら赤いのが出てくると思う」(Q卵が出てくる?)「卵じゃない幼虫です」
専門家と一緒に万博会場南側の「ウォータープラザ」で、ユスリカの巣を発見していたのです。
■ユスリカの発生源は「ウォータープラザ」「つながりの海」がほぼ確実
協会は2日、ユスリカの発生源は会場南側にある「ウォータープラザ」と「つながりの海」であることがほぼ確実であるとする新たな認識を示しました。
【博覧会協会 高科淳副事務総長】「今すぐにユスリカの発生をなくすことはできない。適切な解を早急に見つけて対策を実行していきたい」
協会は2日にも対策本部会議を開き、防虫計画などについて協議する方針です。