29日から「随意契約」された備蓄米の引き渡しが始まりましたが、その前に、競争入札で落札された備蓄米が小売業者に引き渡された量は1割程度にとどまっていることがわかりました。
農林水産省の発表によりますと、2回目までに落札された備蓄米は約21万2000トンで、そのうち、3月17日から5月11日までに小売業者に引き渡された量は約2万7000トンと12%程度にとどまっています。
随意契約の備蓄米は29日から小売業者向けに引き渡しが始まっていて続々と放出されていますが、競争入札で落札された備蓄米の多くはいまだ小売業者に行き届いていない実態となっています。