職員の負担軽減やサービス向上を目指す介護事業者を支援するため、岩手県が新たな施設を盛岡市に開設しました。

盛岡市本町通に設けられた「いわて介護現場サポートセンター」では、5月30日に関係者が出席して開所式が開かれました。

県内でも介護現場では人手不足や職員の高齢化などの課題が生じていますが、このセンターはそうした課題の解消を目指す介護事業者からの相談に“ワンストップ”で対応するため県が設置しました。

相談内容に応じて専門家や関係機関につなぐほか、情報通信技術の活用も提案するということで、重いものを持ち上げても腰に負担がかからない人工筋肉装置や、人と同じように会話ができるロボットなどを無料で貸し出すことにしています。

いわて介護現場サポートセンター 渡辺英浩センター長
「介護の現場が働きやすくなる、長く働いていただける、それを見た若い人たちが介護の現場を選んでいただける、そんなお手伝いができればと思う」

県内の介護職員は2040年には6000人不足する見込みで、県は新たな技術の活用を推進したいとしています。

岩手めんこいテレビ
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