パレスチナ自治区ガザの戦闘をめぐり、アメリカが新たに60日間の停戦案を示していることが分かりました。
イスラエルメディアなどは29日、仲介役のアメリカがイスラエルとイスラム組織ハマスに対して、60日間の停戦案を示したと報じました。
停戦期間中にはハマスが生存している人質10人と遺体18人を解放するのに対し、イスラエルは収監しているパレスチナ人1000人以上の釈放を提案しています。
また、ガザ地区への人道支援物資の搬入を許可するとともに、恒久的な停戦に向けた本格的な協議を始めるとしています。
一方、協議で合意できなければイスラエルが戦闘を再開する権利があるとしていて、恒久的な停戦を求めているハマスがアメリカの停戦案に合意するかは不透明です。