3月の解禁以降不漁が続いているシラス。用宗港では5月28日朝、約3週間ぶりに漁を再開しました。果たして明るい兆しは見えたのでしょうか?
高本圭市 記者:
漁師の皆さんも期待を寄せて続々と船が出港していきます
水揚げ量の減少から5月8日以降は漁を見合わせてきた静岡県静岡市駿河区の用宗港。
28日朝は久しぶりの出漁とあって漁師の表情にも気合がみなぎります。
斎政丸・齊藤和之 船長:
期待はすごいしているけど。ほかの場所も獲れ出したという話があるので
しかし、約30分かけて沖合まで船を進めるも魚群探知機はというと…。
斎政丸・齊藤和之 船長:
全然悪いですね、何もシラスが映ってこない。イワシか何も映らないかそれしかない
その後も場所を変えてシラスの群れを探しましたが思うように見つからず、約1時間あまりで漁は打ち切りに。
26日に行った調査では明るい兆しも見えかけていただけに、落胆の色を隠せません。
斎政丸・齊藤和之 船長:
やはりさみしいですね、張り切っていたんだけど、また次頑張って探してきます
港での競りを楽しみに船の帰りを待っていた女性たちも…。
女性:
(競りを)見たことがないからきょうは早起きして来た。残念
斎政丸・齊藤信悟さん:
この間(26日の調査では)いたのでいい日もあると思いますよ。潮の関係もあるのでまた来週に期待します
次回は6月2日を予定している用宗港のシラス漁。
漁師や漁協関係者は「今度こそは」という思いを抱きながら、シラスが獲れる日が来ることを心待ちにしています。