愛媛県今治市にある県立今治病院の移転・新築計画が、中村知事の見直し表明を受けて行方が注目されていたなか、病床を減らして整備する予算が県の6月補正予算案に盛り込まれます。県が28日に発表しました。
中村知事:
「将来に渡って、今治病院が圏域の中核病院としての役割をしっかり果たすことができるよう、一日も早い開院に向けて取り組んでいきたい」
県立今治病院は築40年以上が経ち老朽化が進んでいて、当初は2029年度の開院を目指して今治新都市への移転・新築を計画。ところが厳しい経営状況や建設コストの大幅な高騰を踏まえ、中村知事が計画の見直しを表明していました。
この計画を巡り中村知事は臨時会見で、コロナ禍の後に入院患者が減少していることなどを受けて、病床を当初の計画より25床少ない215床にして整備する予算案を発表しました。病床を減らすことなどで費用を20億円以上削減できるとし、先延ばしになっていた整備費の予算を6月補正予算案に盛り込むとしています。
今治市の徳永繁樹市長はこれまで計画の早い段階の実現を要望していて、「本市としても一日も速い移転・新築の実現に向けて可能な限り協力してまいりたい」と歓迎しています。
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