被爆者と被爆二世を対象に放射線による影響について、遺伝子レベルで調べようとしている放射線影響研究所は、長崎大学病院と協定を結んだことを明らかにしました。

日本とアメリカが共同で運営している放射線影響研究所=放影研は、原爆による放射線が人体に与える影響について調べています。

放影研は被爆二世と両親を対象に遺伝子情報=ゲノムを解析し、親世代の被爆が子どもの世代に遺伝的影響を与えるかを調べる準備を進めています。

長崎大学病院との協定は、調査の過程で遺伝性の疾患のおそれがある遺伝子の異変が見つかった時に、適切な医療を提供することが目的です。

異変について本人に伝えるか、放影研で事前に審査した上で対象者に病院の受診を勧め、追加検査などをしてもらいます。

協定の締結は26日付で、広島では4月、広島大学病院と同様の協定を結んでいます。

テレビ長崎
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