公正取引委員会は2025年5月27日、運送会社などに販売する軽油をめぐって「価格カルテル」の疑いがあるとして、名古屋の会社などに立ち入り検査を行いました。
5月27日、公正取引委員会が立ち入り検査に入ったのは、名古屋市中区に本社を置く「ENEOSウイング」など、運送会社などに軽油を販売する全国6社です。
関係者によりますと、6社は神奈川県内の事業者向けに販売する軽油価格の引き上げなどについて、各社の担当者が話し合って調整していた独占禁止法違反の疑いが持たれています。
カルテルによって、運送会社の負担が増え、物流コストの上昇につながった可能性もあります。
ENEOSウィングの担当者は、「引き続き調査に協力していく」としています。