「大きな詐欺グループの事件に関わっている」。愛媛県松山市の20代の女性が金融機関や警察などを名乗る男から電話でウソを言われ、捜査を口実に現金約310万円をだまし取られました。警察は被害届を27日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは、松山市内に住むアルバイト従業員の女性(20代)です。

警察によりますと女性は5月15日、金融機関の職員を名乗る男から携帯電話で「あなた名義で不正に契約されたクレジットカードで、腕時計を購入された履歴がある」とウソを言われました。

このあと北海道警の警察官と検察官を装う男からSNSのビデオ通話で「あなたは大きな詐欺グループの事件に関わっている」と「口座をお金を調査する」と言われ、翌日に指示に従って、市内のATMから指定された口座に現金約310万円を振り込み、だまし取られました。

北海道警の警察官を名乗る男からは、警察でよく使われる末尾「0110」の番号の国際電話がかかってきてSNSのビデオ通話に誘導され、検察官役の男からは誰にも言わないことを強要されていました。女性は家族に相談してだまされたことに気づきました。

警察は特殊詐欺事件として捜査。電話で警察官や検察官を名乗っていても金銭などの話になれば詐欺を疑い、振り込む前に警察に相談するよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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