年金制度改革法案を巡り、自民・公明・立憲民主の3党が修正について大筋で合意し、正式な合意に向け、党首会談の調整に入りました。
年金改革を巡る3党の実務者の協議が26日午後6時から行われ、与党側は「立憲が提案していた修正を受け入れる」と伝えました。
基礎年金の底上げが柱で、4年後の財政検証の結果、将来的に給付水準の低下が見込まれる場合などに措置を講じます。
その際、受給額が減る場合は緩和する対応もとります。
自民党・田村元厚労相:
今週中に何とか、法案の衆議院での通過に向かって努力していく形になろうと思う。
立憲民主党・長妻代表代行:
“あんパンのあんこ”も入りましたので、何とかまず、年金改革の一里塚として、これは国会で成立させるべきだと。
関係者によりますと、正式な合意に向け、27日にも3党の党首が会談する方向で調整しています。
一方、国民民主党の玉木代表は、一連の流れに反発し「将来の税負担が組み込まれている」などと批判しています。