韓国の大統領選挙で最有力とされる革新系野党「共に民主党」の李在明氏が北朝鮮とのホットラインを復活させる意向を示しました。
李氏は26日SNSで安全保障政策を発表し、その中で、北朝鮮について「軍事ホットラインを復活させ南北の対話と交流を進めていく」と表明しました。
一方で、「核・ミサイル能力が日々強化されていてこれ以上放置することはできない。核問題解決の進展のために アメリカと緊密に協力していく」とも強調しています。
また、日本については「日本は重要なパートナーで堅固な日韓関係の土台を築く」と述べています。
来月3日に投開票が行われる韓国の大統領選挙で最有力とされる李氏ですが、26日に発表された世論調査では、保守系与党「国民の力」の金文洙氏との差が縮まり3番手につける李俊錫氏の支持率をあわせると李氏を上回っています。
今後、保守系候補の一本化が進む可能性もあり今回の政策は李氏が保守層や中道層などを意識して発表したものとみられています。