年金制度改革法案を巡り、与党と立憲民主党は26日、今週中の衆議院可決を目指して詰めの修正協議を行います。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・安部多聞記者が中継でお伝えします。
あんこのない「あんパン」にあんこを復活させる形の修正が与党と立憲により実現する方向となりましたが、協議に入っていない野党は不満を強めています。
自民党は、立憲が求める基礎年金の底上げ策を受け入れる方針で、午後の3党の修正協議で、28日の合意と30日の可決に向け詰めの作業を行います。
立憲民主・野田代表:
大筋合意ができているので、その詰めの話なのではないかということで。月内に衆議院を通過させるというスケジュールで、しっかりと進めていければなと。
ただ、立憲と同じく政府案を「あんこがない」と批判していた国民民主党は、ここにきて財源の議論が不十分だとして、3党の動きを批判しています。
国民民主・玉木代表:
基礎年金増えると2分の1は国庫負担、つまり税金入れてますから。その隠れ増税を野党第一党と与党第一党が協力して、しかも十分な審議なく通してしまうことは将来に禍根が残ると思います。
修正協議が与党と立憲による参院選後の「大連立」への布石との見方も出る中、各党の駆け引きも激しくなっています。