埼玉・蕨市の郵便局に人質をとって立てこもり、警察官に拳銃を発砲した罪などに問われた男が、初公判で起訴内容を一部否認しました。
鈴木常雄被告(88)は2023年10月、埼玉・戸田市の病院で拳銃を発砲したほか、蕨市の郵便局で女性局員2人を人質に立てこもり、警察官に向け拳銃を発砲して殺害しようとした罪などに問われています。
鈴木被告は26日の初公判で「『殺意を持って(拳銃を)はじいた』と言っているが、そんな気持ちは持っていない」と述べて、殺人未遂の罪について争う姿勢を示しました。
一方、検察側は冒頭陳述で「病院や郵便局とトラブルがあり報復しようとした」と指摘しました。