大分県豊後大野市の自宅で父親を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が大分地裁で始まり、男は起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは豊後大野市三重町の無職小野幸治被告56歳です。

起訴状によりますと小野被告は2025年1月豊後大野市の自宅で同居していた父親の千年さん当時78歳の首を包丁で複数回突き刺すなどして殺害したとされています。

大分地裁できょう裁判員裁判が始まり小野被告は起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察は「被告は千年さんがウサギを数多く飼い、室内でも飼い始めたことなどに不満があった。事件当日『お前よりウサギの方が可愛い』と言われたため、腹を立てて、もみ合いになり、千年さんの顔を殴って踏みつけた。被告は『親子関係はもう修復できない』と考え千年さんを殺して自分も死のうと決意した」などと指摘しました。

一方、弁護側は「事実関係に争いはなく、争点は量刑だ。計画的なものだったのかなどに注目して決めて欲しい」と主張しました。

判決は30日に言い渡されます。

テレビ大分
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