新潟市の美術館で、東日本大震災で被災した親子などを描いた作品展が開かれています。
新潟市秋葉区の新潟市新津美術館で開かれている「ダキシメルオモイ展」。
作品の多くは、東日本大震災で被災した家族をモデルにしていて、新潟市出身の画家・小林憲明さんが対話しながら感じたものを表現しています。
辛い経験をした親子ですが、その表情は笑顔のものばかり。
【画家 小林憲明さん】
「重たい話の家族は特に歯が見えるくらい笑顔にして描きたい。振り返った時にこの絵があって良かったと思える一枚になったら」
震災から14年…
小林さんは、モデルとなった子どもたちには被災しながらも絶え間なく注がれていた愛情の尊さを感じて欲しいと話します。
【訪れた人は】
「自分がもしこうなったらどうかなと思って涙ぐんでいた」
【画家 小林憲明さん】
「同じ日本でこんな思いをして子育てしている人がいるというのを広く知ってもらいたい。(家族の存在を)見つめ直すきっかけの一つになってほしい」
ダキシメルオモイ展は25日まで開かれています。