犯罪や非行のない明るい社会を目指すために、鹿児島保護観察所や自治体などが組織する委員会が23日開かれ、7月のイベントで初めて中学生が一日保護観察所長に就任することになりました。
法務省は、7月を「社会を明るくする運動」の強調月間として、犯罪や非行の防止や犯罪を犯した人の立ち直りを支える「保護司」を知ってもらおうと広報活動を行っています。
この活動を推進する県の委員会が23日開かれ、鹿児島保護観察所や自治体の関係者が集まって2024年の活動や2025年の計画について報告されました。
また、毎年7月に開かれるイベントでは、鹿児島保護観察所の1日所長を委嘱していて、2025年は鹿児島純心女子中学校3年の藤亜未梨さんが務めることになりました。
中学生が1日所長になるのは初めてで、若者に非行防止や保護司に関する知識をより広めたいという狙いがあります。
鹿児島純心女子中学校3年・藤亜未梨さん
「一度過ちを犯してしまった人がより生きやすい社会になるように、同年代の中学生高校生がもっとこの取り組みに理解を深めてもらえれば」
このイベントは7月1日に行われ、会場では小中学生らによる演奏や合唱などの音楽ステージもあるということです。