鹿児島県薩摩川内市は市が運営する診療所で、患者3人分の住所や氏名、病名が書かれた書類を流出したと公表しました。
薩摩川内市によりますと、市が運営する甑島の里診療所で、22日、患者3人分のカルテや領収書が流出したということです。
診療所では通常、個人情報が書かれた書類を廃棄する際、職員が島内のゴミ集積所に直接持ち込み粉砕していますが、診療所内で一時的に保管していた場所から、処理業者が一般ゴミとして回収し、運搬中に道路上に飛散させたということです。
書類を拾った地元住民からの連絡で発覚したもので、1人分のカルテがまだ回収できていないということです。
このカルテは、既に死亡した元患者のもので、市では遺族に説明と謝罪を行ったということです。