海上自衛隊の大村航空基地で開隊68年を祝う式典が23日に開かれ、見事なドリル展示も披露されました。
24日は一般開放され、市民も訪れることができます。
海上自衛隊大村航空基地で開かれた式典には隊員やOBなど約500人が出席しました。
大村航空基地は1957年5月に始動し、今年で68年です。
周辺海域の監視・警戒や災害派遣のほか、離島の急患輸送なども担っています。
式は開隊を記念して毎年この時期に行われていますが、2024年4月は東京の伊豆諸島沖で大村航空基地所属の機体を含む海上自衛隊のへリ2機が衝突、墜落し、8人が死亡する事故が発生したため実施されず、開催は2年ぶりです。
式で第22航空群の行松栄治 司令は「国際社会は戦後最大の試練のときを迎えている」と隊員を激励しました。
行松栄治 司令
「防衛力の強化は自衛隊の装備を増やし、新しくするだけで実現するのではない。防衛力の中核は我々隊員である」「一人一人が切磋琢磨して技能を高め、互いに一致団結して国防の任にまい進していこう」
式では山口県の小月教育航空隊によるドリル展示も行われました。
指揮官は長崎県内出身の釘田陽 海士長が務め、息のあった見事な動きを披露しました。
基地は24日に一般開放され、フライトシミュレーター体験などができるということです。