小学校入学前後の子どもを中心に流行しやすい、いわゆる「リンゴ病」の患者が
急増しているとして、広島県は「警報」を発令しました。
広島県によりますと、今月18日までの1週間に広島市保健所管内で、リンゴ病の新規感染者数が1医療機関あたり2.45人に上りました。
これは3週連続の増加で、新規感染者数が前の週の約2倍に増え、国が示す警報基準の「2」を上回ったことから、県は感染拡大を防ぐため22日付けで県内全域に「警報」を発令しました。
県内で、リンゴ病の警報が発令されるのは6年ぶりです。
リンゴ病は頬に赤い発疹が現れ手足にも広がります。発疹が現れる7~10日前に、微熱や風邪のような症状が見られることが多く、今の時期が最も感染力が強いということです。
患者の「咳」や「くしゃみ」などによって感染しやすいため、県は手洗いやうがいの徹底を呼びかけています。