5月から異例の気温上昇となる中、今から気をつけたいのが「夏バテ」対策。この季節の最強のメニューを、専門家に聞いてみた。
夏バテ対策に専門家は「ヌメ活」提唱
健康を意識したメニューが評判のこちらのお店。

オープン当初からの人気メニューが、納豆やオクラ、長芋が入ったネバネバ丼で、特に夏場は注文が多いという。
客:
おいしいです。サッパリしててスタミナもつきますし。夏に近づいてるから、サッパリしてて美味しいです。

客:
最近またちょっと30℃近く上がってきて夏バテっぽくなってきたから、これで力をつけてます。
夏バテ対策として、すっかり定番となったネバネバ食材。

一方、いま、新たな夏バテ対策として、注目されているのが「ネバネバ」ではなく、ヌメヌメの「ヌメ活」。
客:
ヌメ活?初めて聞きました。
客:
結構好きです、ネバネバじゃなくて、ヌメヌメ。

もずく、長芋、納豆、なめこなど、ヌメヌメしたものを食べる「ヌメ活」を提唱しているのが、九州大学大学院の広瀬直人教授と宮崎義之准教授ら。

九州大学大学院・広瀬直人教授:
この“ヌメ活”というと、とにかくヌメヌメしたやつを探してきて食べようということになります。このヌメヌメ成分っていうのが、水溶性の食物繊維というものなんですけれども、この効果というのが、免疫力を強化であったり、或いは調整。それから腸活です。

暑さによって起こる食欲低下や、慢性的な疲れ、睡眠不足などのいわゆる「夏バテ」症状。
「ヌメ活」は、ヌメヌメした食材に含まれる成分による、腸内環境の改善や免疫力の向上、抗炎症作用などにより、夏バテ症状に対して効果があるという。
中でも、広瀬教授オススメの“ヌメ活”メニューは?

九州大学大学院・広瀬直人教授:
ヌメ活の万能選手、キングオブ“ヌメ活”というのがありまして、それが、もずくと納豆を混ぜて、さらに温かいご飯の上にドーンとかけちゃうと。梅干しをドンと乗っけてやるとですね、クエン酸を摂ることで疲労回復にも効果が見込めるじゃないかと、もう言うことなしですね!

もずくに含まれるフコイダンという成分には、免疫力アップの効果があり、納豆は整腸作用があり、ビタミンB群も豊富で、栄養バランスもよく、夏バテに最強のメニューだという。
(「イット!」 5月22日放送より)