南陽市は介護サービスの利用者負担を軽減する「高額介護サービス費」について、384人分・約490万円の支給漏れがあったと発表した。職員が事務処理を忘れていたことが原因。
「高額介護サービス費」は、1カ月に利用した介護サービスの自己負担額が上限を超えた場合、超えた分が払い戻される制度。
南陽市では2025年1月の利用分の対象者に、5月15日に口座振り込みをする予定だったが、担当職員が必要な事務処理を失念したため支給することができなかった。
翌16日に対象者の家族から「お金が振り込まれていない」と市に問い合わせがありミスが発覚した。
市によると、担当職員は「次の6月の給付の時に2カ月分まとめて振り込めば良い」と思い込み、上司にミスの報告をしていなかったという。
対象者は384人・給付額は計487万円余りに上る。
市は21日付で対象者にお詫びの文書を送り、あらためて5月26日に口座振り込みを行うとしている。