次期衆院選の公認候補となる富山1区の支部長を巡り、自民党富山市連は20日、総務会で投票を行い、現職の田畑裕明衆院議員を選任しない方針を決定しました。
20日夜に開かれた総務会には、県議や市議のほか校下支部の役員など94人が出席、執行部から田畑議員が不適切な党員登録問題について説明責任を果たしていないとして支部長に選任しない考えが示されました。
これに対し、一部の校下支部から「国政での評価を台無しにするのは惜しい」など田畑議員を擁護する声があがり紛糾。
執行部が投票で採決を進めたため、怒号が飛び交いましたが、開票の結果、有効投票数78に対し田畑議員不支持が58人、支持が20人となり、支部長に推さない方針が決まりました。
*自民党富山市連 中川忠昭支部長
「本当に残念でならない苦渋の選択。しかしいまの現状をみていると、そこを破っていかないと有権者の信頼を得て自民党に対する、自民党の候補者に対する理解が得られないという思い。反対者もいたが、この結果を受けて取り組んでいきたい」
今月25日の総会で承認が得られれば、県連を通じて党本部に上申する考えで、後任の支部長については、参院選後に決めたいとしています。