北海道厚岸町のJR花咲線で5月19日夜、走行中の列車の運転士が線路上にいる親子とみられるクマ3頭を目撃しました。
列車との接触やけが人はなく、警察は周辺住民に注意を呼びかけています。
クマが目撃されたのは厚岸町住の江4丁目付近の厚岸湖側の真竜山の麓にあたる地域です。
19午後8時40分頃、厚岸駅を出発した列車が根室方面へ約2.5キロメートル進んだ際、親とみられるクマ1頭と、子グマとみられる2頭がいるのを確認しました。
列車が近づくと、親グマは厚岸湖の方向へ、子グマ2頭は山側へ走って逃げたということです。
列車の運転士が厚岸駅に電話連絡し、駅から厚岸警察署へ通報が入りました。
警察によると、現場は住宅から1キロメートルほどの距離で、これまでに被害などは確認されていませんが、警察は周辺住民に注意を呼び掛けるととともに、パトロールを続けています。
