岡山市や倉敷市中心部で焼き肉店や洋食居酒屋を運営していた、倉敷市阿知の飲食業「エイチスクエア」が5月13日に岡山地方裁判所倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。負債額は約1億1000万円とみられています。
帝国データバンクの発表によりますと、エイチスクエアは2000年に設立された飲食店の運営業者です。焼肉店の「へいや」、「HEIYA」の2店舗、洋食居酒屋「横浜はいから亭」の2店舗を運営していた。
岡山市と倉敷市の中心部に立地し、高い集客力を強みに売り上げを伸ばし、2016年4月期には年売上高約3億5000万円を計上していました。
しかし、その後は同業他店との競合が激化。新型コロナの影響により業績が落ち込んだため、不採算店舗を閉鎖するなど経営のスリム化を進めていました。
厳しい資金繰りを余儀なくされるなか、食材価格や人件費の上昇などで採算性は振るわず、財務内容は債務超過の状態が続き、先行きの見通しが立たなくなったということです。
負債額は約1億1000万円とみられています。