岩手県大船渡市議会の臨時会が5月19日に開かれ、山林火災からの復旧に向けた約4億8100万円の補正予算案を可決しました。
大船渡市の補正予算は山林火災からの復旧・復興に向けたもので、その総額は約4億8100万円です。
19日に開かれた市議会の臨時会で全会一致で可決されました。
補正予算では火災で焼けた綾里漁協の倉庫を復旧するための補助金として3億円が計上されています。
また被災した中小企業者の施設や設備の復旧を支援するための経費として5000万円が盛り込まれています。
このほか火災の影響で落ち込んだ観光需要の回復を図る「復興割」事業のため4400万円が計上されました。
「復興割」事業では観光客などを対象に市内の宿泊費を1泊当たり3000円を上限に助成するほか、市内の飲食店で使える1000円分のクーポンを配布します。
「復興割」事業の開始は6月下旬ごろを予定しています。