5月14日、埼玉県三郷市で小学生4人が被害にあったひき逃げ事件で、中国籍の42歳の男がSUVタイプの車を酒を飲んだ状態で運転し、道路脇を歩いていた小学6年生の児童4人をはねてけがをさせ、飲酒の発覚を免れるために逃走した疑いで、19日朝送検されました。

また、飲酒運転を知りながら車に一緒に乗っていた疑いで、中国籍の25歳の男も送検されました。

2人は事件の直前に、昼過ぎから数時間にわたって三郷市内の飲食店で一緒に酒を飲んでいたとみられます。

■「飲酒運転は絶対だめです」元兵庫県警刑事部長が捜査のポイント解説

この事件について、元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠さんは、「飲食店での飲酒の状況と同乗者の供述によって飲酒の事実を裏付けようとしている」と、警察の捜査について解説しました。

【棚瀬誠さん】「飲酒運転は絶対だめです。今回、警察の発表ですと、飲酒運転の疑いがあると言われておりますけれども、ニュースの中にありましたが、飲食店での飲酒の状況と同乗者の供述によって、警察は飲酒の事実を裏付けようとしているのではないかと思います」

【共同通信社編集委員 太田昌克さんさん】「(棚瀬さんも)今おっしゃられたように、絶対やっちゃいけない。まだこういうことをやる人がいるということが驚き。それとやはり一緒に飲んでた人も、お店も、きちんと『車持ってませんよね?乗りませんよね?』ということを改めて確認して欲しいです」

同乗者も罪に問われる可能性があります。厳罰化が進んでも、依然として飲酒運転はなくなりません。再発防止のためにも厳しい対処が求められます。

(関西テレビ「newsランナー」 2025年5月19日放送)

関西テレビ
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