高速道路のトンネル内での交通事故を想定した訓練が16日夜、愛媛県西予市で行われ、参加者らが事故が起きた際の連携した対応を確認しました。
訓練には警察や消防、NEXCO西日本などからおよそ80人が参加。松山自動車道のトンネル内で車3台が絡む事故が発生し、そのうち1台から出火したとの想定で行われました。
訓練ではまず、パトロール中の警察が事故を発見し状況を確認。通報を受け駆け付けたNEXCOの交通管理隊とけが人を避難させたり交通規制をしたほか車の初期消火にあたりました。
続いて到着した消防が鎮火させるとともに車内に閉じ込められた人を救出するなど連携して交通事故の対応にあたりました。
NEXCO西日本 愛媛高速道路事務所 数藤宏治所長:
「引き続き関係機関の皆さまの協力をいただきまして訓練を重ねることで安全安心な高速道路を提供していきたいと考えています」
警察によりますと、県内の高速道路では今年に入って今月15日までに、去年の同じ時期より6件多い15件の人身事故が発生していて、1人が死亡したということです。