宮城県岩沼市の海岸で保育士の女性の遺体が見つかった事件で、警察は17日、知人の男を殺人の疑いで再逮捕しました。女性の財布が男の自宅で見つかっていて、警察が裏付け捜査を進めています。
この事件は先月13日、岩沼市の海岸で太白区の保育士・行仕由佳さん(35)が殺害されているのが見つかったものです。警察は17日、死体遺棄の疑いで逮捕していた、行仕さんの知人で無職の佐藤蓮真容疑者(21)を殺人の疑いで再逮捕しました。
警察によりますと、佐藤容疑者は先月12日夜、防潮堤の上で行仕さんの胸などを刃物で複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。佐藤容疑者は「黙秘します」と話し、容疑を認めていないということです。
警察によりますと、行仕さんの財布が佐藤容疑者の自宅から見つかったほか、犯行時に使われたとみられる刃物が岩沼市の公園で発見され、現在、鑑定が行われています。
佐藤容疑者は借金を抱えていましたが、警察は動機につながるか、まだ判断できないとしていて、慎重に裏付け捜査を進めることにしています。