立憲民主党の野田代表は17日、立憲が食料品の消費税ゼロを掲げる一方、石破政権が消費税の減税に否定的なことに関し、21日の党首討論で「バチバチやる」と石破首相との論戦に意欲を示した。
野田氏は、石川県能登半島の被災地を訪問した上で記者団の取材に応じ、21日に予定される石破首相との党首討論について、「物価高対策どうしますかという挑み方をしたいと思う。それに対して消費税については多分否定的な見解も来ると思うので、バチバチやるんじゃないでしょうか」と述べた。
その上で「ただ言えることは、減税でも給付でも、やっぱりなんかやらなきゃいけない。GDPが1年ぶりにマイナスなった。やっぱり消費冷え込んでるからだ」と指摘し、「トランプ関税の影響がどんどん出てくるときに今、手を打たない、無策ってあるのか。逆にそれは厳しく言わなきゃいけないと思っている」と強調した。
政府が16日に国会に提出した年金制度改革法案については、「今頃出してくるのは無責任だ」と指摘した上で、「批判するだけじゃなく、我々は修正協議する。大事な点が盛り込まれていないから、あんこの入っていないアンパンと言ったが、あんこを入れるための修正をぜひ求めていきたい」と述べた。
さらに「真摯な議論をして1カ月で結論が出るように頑張りたい。修正案自体は急がなきゃいけない。早めに出そうと思っている。それにご賛同いただければありがたい」と述べ、立憲として、基礎年金底上げなどに関する修正案を提出し、与党や他の野党に賛同を呼びかける考えを示した。