小学1・2年生の4人に1人が「いじめられたことがある」と回答しました。

熊本県教育委員会が県立学校を対象に去年実施したアンケートの結果を先日、公表しました。

県教委は去年11月、県立の小・中学校・高校、特別支援学校の児童生徒10万7000人を対象に『心のアンケート』を実施。

「学校が楽しい」「まぁまぁ楽しい」と答えた児童・生徒は全ての校種で前回よりも増加し、いずれも約90パーセントとなりました。

「いじめられたことがある」と回答した割合は、いずれも前回から横ばいで小学校が16.6%、中学校が4.3%、高校が1.0%などとなっています。

ただ、学年別にみるといずれも低学年の割合が高く、特に小学1・2年生では約25%、4人に1人が「いじめられたことがある」と回答しています。
(1年25.1%、2年23.9%)

また、小学校では約30%の児童がいじめられたことを「誰にも話していない」と答えたということです。

県教委は、児童・生徒が躊躇なく相談できる環境整備を進めるとともに、『いじめ匿名連絡サイト』の周知を図るなどいじめの未然防止や早期の対応に向けた取り組みを進めたいとしています。

また、「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う」と答えた割合は今回82.9%で、県教委は再来年度には100%を目指すとしています。

テレビ熊本
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